祝日のこの日、西武鉄道国分寺線、鷹の台駅近くにてこのイベントがあることを相方さん経由で嗅ぎつけ、せっかくなので参加してきました。
始めて訪れた土地だったので会場まで少し迷ってしまったけれど(ほんとはものすごく簡単、近かったのに!)、2人ともこの駅、周辺の雰囲気を楽しみ大いに気に入ってかえってきたのでした。
到着した時には、イベント自体は始まって少し経っていたようで、すでに何組目かでした。主催の「すうぷ屋 Hygge」のオーナーでありボッサソングのシンガーでもある
Minさんという方が演奏を始めたくらいのところ。
1曲だけ日本語の曲があった以外は全てポルトガル語の曲。ギター1本での弾き語りのスタイルはしっとり、まったり。公園の木や風の音、遠くから聞こえる話し声、ときおり横を電車が通り過ぎる音なんかとも一体化してしまうような自然な音楽がゆっくりゆっくり、聞く側にも気負いを感じさせない様な優しさで聞かせてくれました。
演奏後も、ピシッとかっこいい出で立ちで他のアーティストを眺めたりさまざま動き回ったりの活躍が素敵で、鷹の台駅もBossaも、もっと盛り上げていきたいという思いを持っているというのを素直に感じ取れる方でした。
次に登場は
南佳孝さん。残念なことに僕はあまり聞いたことはなかったんですけど、40年くらいの音楽活動ということでさすがの余裕と存在感。少し話されたあとに始めた1曲目はなんと"上を向いて歩こう"。さっそくおお、とさせられました。
南さんを主に見にきた方もたくさんいたみたいで、たくさんの人が集まって耳を傾けていました。
近年はボッサやラテンを取り入れた演奏も行っているとパンフレットへの説明もあったように、そんな雰囲気の中ギタープレイで弾き語っていきます。Minさんの雰囲気とはまた違ったがしっと地に足がついた様子。
ただ、「この曲でいままでやってきました。」と言っていた"スローなブギにしてくれ"はもっとブルースな感じで聴かせてくれました。これもやっぱりばっちり力強い!
その後に「すうぷ屋」の方に暖かい飲み物などを買いに行ってしまったので途中抜けましたが、"Scotch and Rain"などを演奏した後に、Toquio Bossa Trioの3人が加わってバンドサウンドへ移行。この4人でおとといまでブラジルに行っていたとか。ドラマーの吉田さんが南さんのボッサ師匠だとか。そんなメンバーで"モンロー・ウォーク"も披露。「電車が4回通ったからそろそろ終わらないとね。」と言いながら、大人なステージングを見せつけてくれたのでした。
次は
Toquio Bossa Trioの出番、南さんのステージにも登場していたので、転換などは短く始められたようです。でもこの時僕は駅の方へちょっとした散歩。。だから終盤2、3曲しか聞けませんでしたが、「寒くなっちゃいけないので、体があったまる様な盛り上がる曲やります!」と言っていた様に"マシュケナーダ"だったり、30年前にドラマーの吉田さをが編曲したという耳馴染みの曲が2つ合わさった曲(僕が題名しらないだけで、ほんと有名な曲!)を演奏するなど、スウィンギンな雰囲気に。メンバーそれぞれのソロパートなども充実していて、技巧派プレイで大いに盛り上げていました。
夕方になり、ちょっと暗くなってきたりする中登場は
マーニャカスミ。これが2回目のライブということだったけれど、そこから心配しちゃうような項目は全く感じられず、演奏やグルーブはがっちり、聴かせるところはしっとり聴かせる本当に楽しいステージ。
軽やかなギターと踊り出したくなるようなフルート、アグレッシブでいて細やかなタンバリン、ゆったり支えるベースとパーカッション、力強くて、可愛らしいボーカル。
ショーロクラブの沢田さんのアコギ(普段はベースを演奏しているけれど。)とフィッシュマンズの柏原さんのユニットということで見たい見たい!ってなっていたけれど、目の前にしてみるとこの日のメンバーいてこそのバンドだな、なんて思った。そんなマーニャカスミです。
3曲目にはオリジナルの曲を。これは日本語歌詞で、力強くもあるけど、サビはみんなで歌えるようなホンワカするとっても良い曲。まだ題名がないらしいです。
このオリジナル曲の前に「ワンちゃんも『ワン!』なんて一緒に歌ってくれたらいいですよね。」というようなMCがあったけれど、ボーカルのまえかわともこさんもすごくいい雰囲気を持った人でした。歌も良かったし。
後半は空が暗くなってきたけれど、ライトが2つ点けられてかわいらしい照明の中で演奏が続きます。
少しトーン抑え目でギターがかっこ良い曲で終わるはずだったけど、「最後の曲です。」と言い忘れたということでもう1曲、"夜明けのサンバ"。
かわいい雰囲気としっかりした音のバランスの良いステキなバンド。まだ2回目ということでポルトガル語のカバーが多かったけれど、それももちろん良かった。そしてこれからはオリジナルももっと、聞きたいですね。